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シャクリとは?
シャクリとは、竿を上下左右に動かし、仕掛けを引き寄せたり動かす行為です。
ジギングやエギングなど、ルアーをターゲットに食いつかせるために、本物の小魚が泳ぐ動きに似せることや弱った小魚を演出し、捕食に持って行く誘いになります。
初心者向けのものから、上級者向けのものまで、シャクリには実に様々なパターンがあり、その日によって、捕食してくるしゃくり方は違います。
そのため、釣れるシャクリ方の追求がエギンガーにとっての醍醐味でもあります。
アオリイカにアピールするためのしゃくり方がいまいち良くわかりません。
基本的な誘い方から、バリエーションが知りたいです。
そこで、今回はエギングにおける結果の出るシャクリ方4選と釣れるシャクリ方の組み合わせをこのブログで紹介していきたいと思います。
基本的な手首の使い方
中指と薬指でリールの軽く握り、手首を下向きに力を抜いた状態で握る。
シャクル時は、力まずに手首を返すイメージでロッドを動かすことが大切です。
手首を返すことで、ロッドのティップ(竿先)のしなり感が出しやすくなり、軽い力でエギを動かすことが可能となります。
力に自信のない方や、女性の方は、両手でロッドを持ちシャクることで、軽い力で振ることができます。
リールを持つ手を軸として、反対の手でエンドグリップを押し出すように動かすと、負担を軽減できます。
エギングでは、シャクリを多く行うため、手首を痛めてしまう可能性もあります。
手首への負担を軽減するためにも、上記の持ち方をおすすめします。
結果の出るシャクリ方4選
1段シャクリ
エギが縦に大きく跳ね上がる動きで、振り上げる幅を小さくすることでエギの跳ね上がる高さ、距離も調整できます。
上手くできない場合は両手で行うことも可能で、エンドグリップを逆の手で握りシャクると同時に前に押し付けるようにすると、軽い力でシャクることができます。
・ロッドを8時くらいの位置から、12時くらいの位置まで力強く一気にロッドを振り上げる
・シャクリ終えた後すぐにロッドを下げると、エギの姿勢が垂直方向に崩れるので、シャクったあとは一度12時の方向にロッドを止めて、ゆっくりとフォールさせていく。
シャクる前に軽くロッドのティップでエギを動かすことでエギが上を向きスムーズに大きく跳ね上げることができますよ🖐️
2段シャクリ
2段シャクリは一回目で軽くシャクったエギがフォールする前(テンションが緩む前)に素早く2回目のシャクリを入れるシャクリ方です。
エギングのシャクリの中でアオリイカにアピールするために、よく使われるシャクリです。
こちらもうまくできない場合は両手でやることも可能です。
・1回目:時計の10時 2回目:12時の方向に高くロッドを立てるようにシャクる。
・1回目と 2回目のロッド操作を素早く行う。
・一回目のシャクリは小さくすること。下を向いているエギを一回目のシャクリで上向きにし、二回目のシャクリでさらに大きく跳ね上げるイメージ。
二回シャクるが、動きは一回に見えるくらい素早くしシャクる。1回目のシャクリ後はロッドを下げることなく、2回目のシャクリに移行していく!
スラックジャーク
糸フケを利用し、シャクることで糸フケの分、シャクリに加速をつけることができる。
エギの移動距離を抑えたまま、短距離をキレのある動きを出すことができ、春イカや活性の低いイカに有効とされる。
また、沈みせなどのストラクチャーなどアオリイカが潜んでいそうなポイントを長い時間探りたい時に便利なシャクリ。
・着底後、糸フケは回収してしまわず少し残しておく。
・この状態のまま11~12時の位置までパンッと弾くイメージでシャクる。
・糸フケを出しすぎるとラインだけ動きエギにアクションが伝わらないので、ロッドが11時~12時の位置に来た時にラインが張るくらいを目安にして糸フケを残す。
糸ふけの量やシャクリの強弱で多くのバリエーションのスラックジャークが行えますよ🖐️
ワンピッチジャーク
1回シャクる毎にリールを半周から1周し、小さなシャクリを繰り返す動き。エギングの基本となるシャクリ方。
エギは、1段、2段シャクリは縦のアピールになるが、ワンピッチジャークは、横へのダートアクションが作れる。
ジギングでも1ピッチジャークが主流。
・シャクったロッドを素早く元に位置まで下げると同時に再度リールを半周から1周巻く。この一連の動作をリズミカルに数回繰り返す。
・手でリールを巻くというよりロッドを動かすことでハンドルが回るイメージで行い、ハンドルは軽く握る程度で良い。
今回、紹介したシャクリ方はニータが結果を出しているほんの1部のしゃくり方ですが、他にも様々なシャクリ方が、提唱されてはいますので、自分にあったシャクリ方を見つけることも醍醐味の1つですね。
コンビネーションジャークを行い、アオリイカがエギに対して飽きさせないようにしよう
コンビネーションジャークとは、前述で述べたシャクリ方を組み合わせることで、アオリイカの捕食スイッチを上げ、釣れる確率を上げていくしゃくり方です。
エギングにおいては重要な組み合わせになります。
・その日によって、どのシャクリが現時点で良いかはわからないため、その日に適したシャクリを見つけることが重要。
・潮の動きや時間帯でアオリイカの活性も変わってくる。
・単調なシャクリ(同じしゃくり方)では、アオリイカが見飽きてしまい、スレてしまう。
・エギングをしている本人が飽きないため、集中力が持続できる。
コンビネーションジャークの例
シャクッた後は、必ずボトムまたは、ボトム付近までエギを落とすことが重要です
・キャスト→2段シャクリ→1ピッチ2〜3回→スラックジャーク→1ピッチ1回→スラックジャーク
・キャスト→1段シャクリ→スラックジャーク→スラックジャーク→1ピッチ2〜3回
・キャスト→2シャクリ、1ピッチ2〜3回→スラックジャーク→1ピッチ1回→1ピッチ1回
シャクリすぎは、底から離れすぎるため、ボトムを再度、取るまでに時間がかかり非効率なこともあるので、注意が必要です。
また、キャスト後は、エギと自身が遠くにあるほど、潮抵抗や風の影響を受けるため、多少のシャクリの力が入ります。エギと自身が近いほど、軽い力でもエギが大きく動きます。
キャスト後は多くシャクってアピール、手前は軽くシャクって、ボトムから離れないように気をつけましょう。
あくまで数例ですが、このような組み合わせで、実際に多くのアオリイカが実際に釣れているので、様々な組み合わせを考えて、釣りをするとエギングの醍醐味が堪能できますよ🖐️
まとめ
- シャクリには実に様々なパターンがあり、その日によって、捕食してくるしゃくり方は違う。
- シャクル時は、力まずに手首を返すイメージでロッドを動かし、ロッドのティップ(竿先)のしなり感を使用して、軽い力でエギを動かすイメージが必要。
- エギングのシャクリの代表として、1段シャクリ、2段シャクリ、スラックジャーク、ワンピッチジャークなどがある。(上記は、ニータがよく釣れているシャクリ方)
- コンビネーションジャークにより、シャクリ方の組み合わせで、アオリイカの捕食スイッチを上げ、釣れる確率を上げることができる。
キャスト後は様々なシャクリ方の組み合わせを試して行き、価値ある1杯を釣り上げることで、エギングの醍醐味に出会えると思っております。